エンジニアが副業をやってみた🧑💻 実際にわかったことは何か
現在は技術面接官をしていてエンジニア副業を希望する候補者に技術面接をしています。
この記事で紹介する 「エンジニアが実際に副業をやってみた結果、どうだったかの実体験レビュー」 を読むと、 エンジニアが副業をすると起こるメリット・デメリットや気づきなどを知ることができるようになります。
では、見ていきましょう。
エンジニア副業でわかったこと
結論として、
「時間がなくなるデメリットも大きいけど、メリットも多いしリスクもないから、気になるならとりあえずやってみるのがいい」
という答えを、質問されたら答えるかと思います。
では、実際に自分が副業をしたときの話について深掘りしてみます。
過去にやってみた副業
エンジニア歴もそれなりに長くなってきたため、自分もいくつかのタイミングで副業をしていました。 具体的には下記のような内容です。
- カナダでエンジニアをしていた時
- 日本の会社の副業をしていた
- 日本でエンジニアをしていた時
- サービス立ち上げの副業をしていた
- メディア運営していた
どれも共通してるのは 「フルタイムの本業」+「副業(土日か平日夜)」 という形で仕事をしていた形になります。 それぞれについてもう少し深掘りして、自分が副業をしていた時の話をしていきます。
例1)副業でフロントエンド開発
副業で、フロントエンド開発の行いました。
この時は、週に10時間前後くらいの稼動、チーム規模としては6人くらいの構成、 出勤はなくフルリモートでコミュニケーションはSlack、Zoom、GitHubを使って仕事を行います。 また、具体的な仕事内容は下記のような内容でした。
- 機能の開発
- PRレビュー
- リファクタリング
- 1on1 / MTG など
仕事内容として、本業でよくあるフロントエンドの開発とそこまで変わらなかったです。 違いがあるとしたら、稼動時間が短いのでアサインされるタスクのサイズも小さいケースが多かったです。
例2)副業でバックエンド開発+サービス立ち上げ
副業で、バックエンド開発+インフラ構築+サービスの仕様設計を行いました。
この時は、土日のどちらかを使った副業で週に10時間以下くらいの稼動、チーム規模としてはCEO含めて3人でした。 フルリモートもOKでしたが、先方がWeWorkを契約してこともあり、せっかくなのでWeWorkにて仕事をしていました。 その時の仕事内容は下記のような内容でした。
- バックエンドの立ち上げ
- AWSでのインフラ構築
- サービスの仕様要件の整理
このときは、サービスの立ち上げフェーズかつ仕様も固まっていなかったので、 開発よりも仕様をどうするかをCEOとMTGで決める比率が高かったです。
副業をやってみたら大変だったこと
では、実際に副業をやってみてわかった、大変だったこと、よくなかったことなど、気付いたことを紹介していきます。
時間がなくなった
副業をすると、プライベートの時間が思ったよりも減りました。
まず「どれくらい副業に時間を使うのか?」について、週に約10時間くらいは見積もっておくのがいいかと思います。 ただ、時間についての1番の問題は 「正社員をしてると、そもそもの可処分時間が短い」 という点です。
下記に、「フルリモートで理想的な生活をしている正社員」の平日の内訳をグラフにしました。
大事なのは、正社員は甘く見積もったとして 「1日の中で自由時間が3時間しかない」 という点です。
詳細はこちらで解説しているので深く知りたい人はどうぞ。
パフォーマンスを出すまでにかかる期間が長くて大変だった
稼動時間が本業よりも少ないのでパフォーマンスを出すのにかかる期間が長く、慣れてないとプレッシャーを感じて大変でした。
まず本業について、稼動時間は1日約8時間くらいで週40時間は使っています。 しかも、場合によっては残業などでさらに伸びることもあるでしょう。 そのため、普段本業で出している成果は1日あたり8時間以上を使った結果、だということを強く認識しておく必要があります。
次に副業について、稼動時間は週に最大でも10時間くらいを想定します。 そのため、単純計算ですが使える時間も本業と比較すると25%以下になるわけです。
かけられる時間が短いということは、パフォーマンスを出すまでにかかる期間が長くなります。 もちろん、先方もそのことは考慮してタスクを割り振ってくれると思いますが、 「割り振られたタスクがなかなか終わらない」と状況は慣れていないとストレスでした。
自分が副業をしていた時も、ジョインしてすぐはキャッチアップコストを含めてアウトプットが出始めるまでに期間が必要でした。 今振り返ると、副業をお願いする側としては、立ち上がりに時間がかかることは想定しているはずなので焦る必要はなかったかと思いますが、 はじめてだと「早くアウトプット出さないと、、、」という考えが出てきてしまって、ストレスを感じることもありました。
強い締切があるタスクは大変だった
副業でアサインされたタスクが「締切が強めに決められたタスク」だと大変でした。
普段の仕事でもタスクには基本的にスケジュール・締切を設定するかと思います。 その中でも、設定された締め切りをオーバーすると不都合のあるタイプのがあるかと思います。 例えば、後続のタスクを別の人が予定していたり、クリスマスまでに必要などの季節性のあるタスクなどです。
副業で仕事をするときにそういった、 「締切が強めに決められたタスク」をアサインされてしまうと 決められた期限内に終わらせないといけない、という強いプレッシャーがかかることになります。
そのため、そういったスケジュール制約が強いタスクではなく「重要だけど緊急度が低いタスク」を中心に行うようにするのがおすすめです。 具体的に、自分が副業をしていたときは、エンジニアでの開発のだと下記のような内容を行うようにしていました。
- PR レビュー
- リファクタリング
- ドキュメンテーション
- 小さい機能開発・修正
確定申告と税の知識が必要になった
確定申告が必要になるため、税の知識が必要になり勉強することになりました。
まず、副業で下記の条件を満たすと確定申告が必要になりますが、エンジニアの副業なら簡単にこの要件を満たすことになるかと思います。
- 副業の収入が年間20万以上の場合、確定申告が必要になる。
ですが、今まで正社員しか経験がないと、確定申告をしたことがない人が多いでしょう。 そのため、「確定申告とか、税とか、なんか怖い」と思う人が多いかと思います。 というのも、自分がそうだったので。。。 理由はシンプルで「知らないから怖いし、苦手意識を持ってる」というだけです。
副業の確定申告について、実際にやってみるとわかるのですが正直そんなに難しくはないです。 最近なら、副業、フリーランス向けにわかりやすく解説する本も多く出ていますし、 会計ソフトも使いやすくなっています。
大まかなステップとしては下記のようにしておけばいいかと思います。
- まずは概要を理解のために早めに1〜2時間くらいでインプットする(本、YouTubeなど)
- 1年間を通して活動をしながら、必要な情報を集めておく
- 確定申告の時期になったら、会計ソフトを使って確定申告をする(はじめてなら半日〜1日くらい)
経験上、確定申告をするはじめての年が一番大変かと思います。 というのも、税の基礎知識の勉強、実際の運用方法を決める、会計ソフトは必要なら覚える、実際に確定申告をする、ということをやる必要があるからです。 ですが、2年目以降は、前年の情報を元に確定申告をするだけなので、かなり楽になってるはずです。
時間の切り売りだが、資産をかなり稼げる
雇われる副業はフロービジネスに属するため「どこまで行っても時間の切り売りになる」という点と、 とはいえエンジニアの副業はかなり多くの資産を稼げる、という学びがありました。
エンジニアの開発の副業は、フロービジネスなので自分の時間を切り売りをする形です。 そのため、どれだけ成果を出していても「単価 ✖️ 稼働時間」が報酬となるため、稼働時間が減れば得られるモノも少なくなります。
とはいえ、エンジニアの副業はフロービジネスの中でもかなり良い条件なので強くおすすめできます。 その理由としては、稼げれる資産として「有形資産」のお金も多い上に「無形資産」となるスキル・キャリア・コネクションなども多く稼げれるからです。
詳細はこちらで解説しているので深く知りたい人はどうぞ。
副業をやったみたら得られたこと+わかったこと
ここまでは、副業をやってみたら大変だったことでした。 これだけ見ると大変そうという感じになりそうですが、実際はメリットがいくつもあります。 というわけで、ここからは実際に副業をやってよかったこと、わかったことをまとめたので1つずつ紹介していきます。
スキルアップにつながった
副業を通して、スキルアップができました。
基本的にエンジニアの副業を依頼されるということは、何かしらの専門性のある仕事をやるということになるかと思います。 そのため、副業ではお金を稼ぎながらその専門性を深めることができるわけです。
私の場合も、 何もサービスがないのでインフラ構築するところから始まって、 ゼロイチでサービスの立ち上げを行うという経験ができました。
また他の副業でも、すでにフロントエンド開発の経験がある状態で同じようなフロントエンド開発の副業をやることになりましたが、 近い仕事ではあるものの100%同じ仕事ではありません。 使っているライブラリ・フレームワークが違ったり、仕事の進め方が違ったり、設計が違ったりします。 そのため、引き出しが増えるため近い仕事でもスキルアップにつながりました。
経歴が増えた
履歴書に書くときの経歴が増えます。
まず、キャリアの観点で見ると下記のような点は重要な要素になります。
- 今までどんな経験をしてきたのか?
- 今まで何を成してきたか?
特に、転職や案件を探すときに履歴書を提出することになるかと思いますが、 副業を行えば自分の経歴を増やすことができます。 これはつまり「副業とは、お金(=有形資産)を稼ぐだけでなく、キャリア(=無形資産)を稼ぐことができる」ということになります。
経歴・キャリアを増やせば、転職や案件を探すときに有利になります。 そして、良いキャリアをもとにさらに良い案件を選ぶことができるため、 キャリアのポジティブ・ループができるようになります。
収入が増えた
副業の稼動した分だけ、収入が増えます。
基本的に副業の対価はお金なので、副業はやればやるほど収入が増えます。 現年収を増やしたい場合、現職と給与交渉をして金額を伸ばすという方法もあるかと思いますが、 副業で稼ぎを増やして総収入を増やすという選択肢もあるかと思います。
注意点として、あくまで副業による収入はボーナスのような臨時収入だと考えておくのがおすすめです。 というのも、副業は時間給なためプライベートの時間を削って稼いだお金になります。 そのため、副業の収入をあてにして、例えば生活水準をあげたり、家を買ったりすると、副業をやめることができなくなってしまいます。
なので、副業の収入はあくまでちょっとしたお小遣いくらいに考えておくのがおすすめです。
コネクションが増えるチャンスができた
コネクション(知り合い)が増えるチャンスができました。
多くの人は、社会人になると「新しい出会いが少ない」「友達やコネクションが増えない」という話を聞いたことがあるかと思います。 というのも、同じ職場の人たちとしか接点がなく、とはいえ新しく人と出会う機会も少ないからです。
その点、副業では新しい現場に入り、そのチームの人たちとコミュニケーションを取ることになります。 つまり、副業をすることで新しい人との出会いが増えてコネクションが出来るチャンスを持てるわけです。
ただし、あくまで「チャンスができる」だけであって、必ずしもコネクションができるとは限りません。 例えば、「稼動量が少ない+フルリモート」というケースだと交流が少ないため、何も行動をしないとコネクションと言えるようなものはできないかと思います。
ちなみに、コネクションというものはスキルと同じように無形資産です。 コネクションが多くある人は今後の人生で、助けてもらえたり何かを聞けるチャネルが出来るということです。 そのため、可能ならコネクションは増やしておくのはおすすめです。
先方としても、副業で入ってる人と仲良くしておくと仕事の進め方もスムーズになる、ということもあるので、 可能なら副業をするときは自分から積極的にプライベート含めてコミュニケーションをとっていくといいかと思います。
税、契約の知識が増えた
税と契約の知識が増えました。
税金、確定申告はすでに先述してありますが、副業をすると確定申告をしないといけません。 そのため、税金について勉強することになり、結果として税周りの知識が増えました。
契約について、仕事を探すときや会社と契約するときに契約形態や注意点なども調べることになるため、契約についての知識も増えました。 とはいえ、契約については基本的に副業を開始するタイミングで案件先の会社とは1回だけ行えばいいので、頻度としては高くないです。
節税ができた
正社員とは違って、経費計上ができるようになるので、節税ができるようになります。
いきなり「経費計上で節税」とか言われても、 税周りの知識を知らない人にはさっぱりだと思うので、 すごく簡単に説明すると 「副業で稼いだお金」を使って「副業で必要なモノを買う」と、「本来は支払わないといけない税金が減る」 ということです。
もう少し具体例というと「正社員で年収1000万の人」と「年収700万+副業300万の人」では、 副業をやってる人の方が節税できる金額が多いです。そのため、副業をしている人の方が手元に多くのお金が残ります。
実際、私もデバイス、ガジェット、書籍、サービスなど、食事代など、副業をするために必要なものは経費として計上していました。
(注意:著者は税理士ではないため自己責任でお願いします。)
「副業ってこんな感じなのかー」がわかった
「副業をやってみた」という、実体験を得ることができました。
改めて書くと、頭の悪そうなことを言ってますが大事な観点なのできちんと言語化していきます。 というのも、よく友人から「副業って気になるけど、どうなの?」と聞かれることが多いですし、 あなたがこの記事を見てるのも、副業に興味を持っているわけだと思います。
つまり、「気になってるけど、やったことがないからわからない」という状態なわけです。 この記事のように、副業の実体験を説明しているのですが、それ以上に経験に勝る説明はありません。
そのため、私の意見としては「副業が気になるなら、とりあえずやってみる」というのをおすすめしています。 なぜなら、仮に途中で副業を辞めることになってもリスクがほぼないからです。 (契約書の内容はきちんと確認して、変に責任追及されないようにしておくのは前提です)
例え、副業が何かの理由でうまくいかなかったとしても、絶対に得られるものが1つあって、それが 「副業とはどういうものなのか」を実体験でわかるという点です。
特に、1度でも副業を経験しておけば、将来のどこかの時点で再び「副業」という選択肢を気軽に行えるようになります。 副業とは人生の選択肢の1つです。 つまり、早めに副業を経験しておいと、副業という手札を増やしておくのをおすすめしています。
フリーランスになるキャリアパスの心理的抵抗が減った
フリーランスへのキャリアパスに対して心理的抵抗が減りました。
よく友人から「フリーランスってどんな感じなの?」という質問を受けるのですが、 もし副業をやったことがある友人に答えるなら「副業と同じか、それの延長だよ」 という回答になります。
というのも、副業は下記のような特徴があることが多いです。
- 正社員とは異なり、業務委託という契約上の関係性で仕事をする
- 時間・稼働給ベースで仕事をする
フリーランスだと、上記とは別の要素としては下記の要素も増えます。
- 稼働時間が副業よりも長くできる。そのため、アサインされるタスクも大きめになる。
- 準委任(=時間給)での契約ではなく、請負(=成果報酬)での契約も選択しやすい。
- 事業が大きくなったら(稼ぎが多くなったら)、法人化などの選択肢を取る人もいる。
確かに副業とフリーランスは違いますが、自分のイメージとしては「副業の延長上にフリーランスがある」と考えています。
「フリーランスになる」という観点で、 正社員しかやったことがない人にとっての一番のハードルは心理的抵抗や不安かと思います。 ですが、1度でも副業をしたことがあれば、「あぁ、だいたいあんな感じか」とフリーランスの働き方のイメージが持てるため、ハードルが下げることができます。
「フリーランスになる」というのも人生の選択肢の1つなので、 この選択肢を取りやすくしておくために副業をするというのもいいかと思っています。
本業を辞めた後の選択肢が増えた
副業をやっている状態だと、正社員を辞めた後の選択肢が増えます。
一般的に、仕事を辞めるときは「次の仕事を見つけてから、今の仕事を辞める」ということが多いかと思います。 他の選択肢としては「今の仕事を辞めてから、次の仕事を探す」ケースも確かにありますが、 このケースでは下記のようなリスクがあります。
- 無職の期間がどれくらいになるかわからない(例えば、次の仕事をうまく見つけられないリスク)
- 収入がない期間は貯金が減る(思ってるよりも減ります。。。)
- キャリアの空白ができる(この空白が長いと転職活動をするときにマイナスになるかも)
実際、私も仕事をしない時期があるのですが、貯金が目に見えて減っていくので精神衛生的にあまりよくなかったです。 その点、正社員の時に副業をしておいて、その状態で辞めると下記の選択肢が持つことができます。
- 副業を本業にする(正社員になる)
- 副業をそのまま継続+増やす(フリーランスになる)
- 副業をしながら転職活動をする(ゆっくり転職できる)
正社員を辞めたけど副業のおかげで助かった話
実際に、正社員を辞めた時に副業のおかげで助かったという私の実体験をここで紹介していきます。
前に、カナダで正社員をしていた時に日本の仕事をリモートで副業をしていたのですが、 ある日カナダの会社が諸事情でほぼ倒産しました。 そのため、正社員を辞めて日本に帰国することになりました。
こうなると、本来なら仕事がなくて無職になるわけですが、 すでに副業の案件を持っていたおかげで 「少なくとも生活費は稼げる状態」 にすぐになったので助かりました。
また、このときは海外に行ったり、本業も大変で燃え尽き症候群て疲れてしまっていたので、 しばらくは「仕事したくない、、」となって週3日くらいの少なめの仕事でゆっくりと生活していました。
その後に、半年くらいたったので「そろそろやるかー」と転職活動をして、 無事にオファーも出て転職活動も終えてどの会社に入るかを選ぶ段階になったのですが、 その時に副業していた会社からも正社員のオファーをもらいました。
特に、副業していた会社からは条件面でもかなり優遇してもらえたので 最終的には副業をしていた会社の正社員になった、という経験があります。
学びとして、その会社とは長い付き合いで成果も出ていたので先方としても条件面で優遇することができたのかな、と思っています。 そのため、もし正社員として入りたい会社があるときは、まずは副業で参加して副業→正社員という流れを見据えるのはいい戦略かと思います
「副業をやってみた」についてのQA
Q. はじめての副業はどういうものがいい?
本業でやってる内容とできる限り同じものがオススメ で、 もしやってみたいことがあるなら「自分の得意な技術+自分がやってみたいこと」の構成のプロジェクトがおすすめです。
まず、副業でありがちなのが「本業でやっているものとは違うもの、をやってみたい」ということです。 もちろん、副業に慣れていたり、新しいこともうまくできる自信があるならいいのですが、もし友人が副業をやろうとしてるなら「最初の副業はできる限り堅実にしておくべき」とおすすめします。
なぜ最初の副業は堅実にして本業と近いことにするかというと下記のような理由です。
- 他にもやること・調べることで、確定申告(税)・契約などがある
- 短い稼働時間で、きちんとパフォーマンスを出す必要がある
- 本業と同じようなことでも違いはあるため、得られるものは十分ある
- そもそも、エンジニア副業で稼げる無形・有形資産は多いのでチャレンジしすぎないでも十分
はじめての副業に慣れてきたら、次は「本業とは違うもの」にチャレンジしてみるのもいいかと思います。
実際に私の例なのですが、当時私はReactでの開発の経験が長かったためReactの開発から始まりました。 その後、フロントエンド開発で一定のパフォーマンスを出した後に「バックエンド開発もやりたいです!」と交渉してみたら、 はじめてでしたがGoでのタスクも出てきて開発をすることになりました。 そのため、最初のプロジェクトでは本業と近い内容でパフォーマンスを出してから、 そのプロジェクトの中で自分のやりたいこともできる技術スタックになっていると、 パフォーマンスは維持しつつ新しいことにチャレンジできるかと思います。
もちろん、いきなり「自分のやってみたい技術」に全振りでチャレンジしてみるものいいかと思いますが、 副業の場合はパフォーマンスが出ない場合は契約を打ち切られる可能性が普通にあるため、 この点は正社員と違うことはきちんと意識しておくべきかと思います。
そのため、「はじめての副業」という観点ではできる限り冒険はしないけれども自分のやりたいこともできる、 「本業と近い技術+自分がやってみたいこと」という構成のプロジェクトを選ぶのをオススメします。
Q. はじめての副業ではどれくらい稼動するのが良い?
週で10時間以下を目安にするのがいいです。
基本的に、副業での一番の課題は時間が足りなくなることです。 そのため、できれば少なめの時間で稼動ではじめてみるべきで、その後に可能なら時間を増やしていくのがいいかと思います。 特に、先方との期待値調整として「少ない時間しか稼動できない思っていたけれども、思ったよりも多くできました!」となる方がベターです。
Q. どうやって副業を探せばいい?
1つの方法に固執しないで複数のチャンネルを使うといいと思います。
副業探しのやり方は、転職やフリーランスの案件探しと同じような形になります。 特に、採用サービスは転職用ではなく副業に特化しているものを使うのがいいです。
まとめ
私がいままでやってきた副業の経験談を踏まえて、副業におけるメリット・デメリットや学んだことなどを紹介してきました。
この記事で1番伝えたいのは「気になるなら、リスクがほぼないのでとりあえずやってみる」ことがおすすめだということです。
この記事が誰かの助けになれば幸いです。